映画紹介 僕が一番心を打たれた映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 ※ネタバレなし

こんにちは。コロナも落ち着いてきて、日常に安心が少しずつ帰ってきました。自分はインフルエンザとコロナを両方経験しました💦この期間、個人的にいろいろ模索していたのですが、結局このサイトに帰ってきました。

思えば大学生の春休みの大半を映画鑑賞に費やしていた気がします。1月、2月、3月は毎月100本近く映画を観ました。そのおかげでだいぶ映画に詳しくなり、奥深い見方ができるようになってきました。ということで、今回は数ある中見てきた映画の中で、堂々の1位だと思う映画を1本、紹介します。これからもできれば毎日、時間を作って心に残った映画を紹介して、皆さんに共有していけたらと思います。

 

ダンサー・イン・ザ・ダーク」 監督・脚本 ラース・フォン・トリアー 主演 ビョーク

ジャンル:ミュージカル/ドキュメンタリー 2000年日本公開

僕がこれを観た時、体が硬直するくらいの衝撃がありました。こちらは1月に観ましたが、いまだにこれを上回る映画を観ません。(以降250本ほど観ているが)知ってる方も多いのではないでしょうか。この映画は鬱映画としてよく紹介されるのですが、確かに初見でこれを見たら、気分が良くなるということにはならないでしょう💦カンヌ映画祭で作品賞や、主演女優賞を取るなど、結果も素晴らしい作品です。

それでは、簡潔にあらすじを。                            主人公のセルマは生まれつき目が悪い。それは遺伝によるもので、彼女の息子のジーンも同じく目が悪い。そんな中でセルマは毎日工場で働き詰めになり、生計を立てながら、ジーンの目の手術代を稼いでいた。ジーンは学校にも行けず状態だった時、隣人のビルという男性とその妻の家にジーンを預けることになった。そのおかげでセルマは前よりもシフトを増やすことができ、ビルにとても感謝した。ある日、仲良くなったセルマとビルが話していると、話題はセルマが貯めているお金のことになった。そこで思い切ってセルマは、自分と息子の目は悪いのだということをビルに告白し、その手術代をコツコツ貯めていることを告白する。しかしそれから数日たち、セルマが貯金を確認すると、そこは空っぽになっていた……

監督のラースフォントリアーはデンマークの方で、激しい性描写や偏った言動で、世間を騒がしてきました。数年前には、カンヌ映画祭ナチスを擁護するような発言をし、9年間のカンヌ追放を言い渡されたとして、鬼才といわれながら映画界の異端児…😅僕が彼の存在を知ったのは、園子温監督のドキュメンタリーを観た時。彼によると、「トリアーこそ、真の純文学を描く監督で、彼の映画は誰にも真似できようがない」と。日本の鬼才監督がベタ褒めした監督です。

主演のビョークは、アイスランド生まれのミュージシャンです。劇中、何度もあるミュージカルシーンが物語に絶妙なスパイスを加えていますが、それは彼女の歌唱力、表現力ありきだと思います。それに加えて演技も引けを取らない彼女の能力には感服です…

この映画は、一言で述べると「母性」です。母親の方が観たら辛さが増すと思います。   最後まで子供のことを最優先に考え続けた母親の姿には、感動しました。同時に映画が終わった途端、滝のように言葉が溢れてきました。そのレビューは、フィルマークスに載せているので、ぜひこの映画を視聴されたら、見に来てください。                       皆さんの人生を変えるような一作になりますように…

 

 

 

https://filmarks.com/users/kotaro0903

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